ウクレレは、楽器経験のない人でも簡単に、なおかつ手頃な価格で始めることのできる素晴らしい楽器です。
もちろん簡単なだけではありません。練習が進むにつれ、高度なカッコいいテクニックもたくさんあり、その奥深さにはいつも感心させられます。
しかし最初の簡単な1曲を練習しただけで、ウクレレが押入れに直行してしまうこともしばしばあるよう・・・
初心者の時期に「楽しい!」「もっと練習したい!」と思えるかどうか、それは意外と1本目のウクレレ選びにかかっています。初めて購入したウクレレで演奏にストレスを感じてしまうと、とてもじゃないですが楽しく続けられませんからね。
今回は、絶対に後悔しない初めてのウクレレの選び方と、初心者にぴったりな人気ウクレレを紹介します。
目次
初心者のウクレレ選びのポイント
ウクレレは、材質やパーツの違いによってほんとうにたくさんの種類があります。
とはいえ、あまりに細かなスペックの違いは初心者にとってそれほど大きな違いではありません。初めての1本を選ぶときも、神経質になりすぎてはキリがないでしょう。
ウクレレ初心者にも押さえておいてほしい大事なポイントは次の3つだけ。
- サイズ
- 本体の材質
- ペグの種類
です。
ひとつずつ確認していきましょう。
ウクレレのサイズの種類
ウクレレには小さいほうから順に、ソプラノ、コンサート、テナー、バリトンの4種類のサイズがあります。
- ソプラノサイズ
いちばん小さなソプラノサイズはいちばんポピュラーなサイズ。販売数もダントツです。
一般的に私達が想像するちっちゃな「ウクレレ」のイメージは、主にソプラノウクレレから来ています。
ちなみにウクレレは本体のサイズが大きくなるにつれて、音量が大きく、低音の効いた音になります。
ソプラノサイズのウクレレは、他のサイズと比べると軽やかで可愛らしい音に聴こえるでしょう。
- コンサートサイズ
ソプラノサイズよりも少しだけ大きなコンサートサイズ。サイズが大きくなるにつれ、すこし値段もあがります。
経験者の2本目や、手が大きめの人に選ばれることの多いサイズです。
ソプラノよりもわずかに低音が増し、音の響きに奥行きがあります。
- テナーサイズ
ジェイクシマブクロをはじめとする、プロのウクレレ奏者にもよく使われるサイズです。
ソプラノやコンサートと比べて音も大きく、出せる音程の数も増えます。そのぶん演奏のアレンジの幅が広がるのが、プロに選ばれる理由です。
- バリトンサイズ
いちばん大きなサイズ。どっしりと低音の効いた、丸みを帯びたサウンドです。
このサイズまでくるとギターとの違いが曖昧なので、巷でもあまり見かけません。
初心者のおすすめはソプラノかコンサート
この4種類のサイズのうち、初心者の初めての1本におすすめなのはソプラノウクレレかコンサートウクレレです。
ほとんどの人は1本目にソプラノサイズを選びます。定番サイズですね。
いっぽうのコンサートは、ソプラノよりもネック(左手でにぎる細長い部分)が長いので、弦を押さえるときに指の間に少し余裕ができます。手が大きめの人はコンサートのほうが弾きやすく感じることもあるようです。
*筆者は普通の大きさの手(写真)ですが、どっちも普通に弾けます。
またコンサートはソプラノより低音が強く、出せる音程の数も多いので、2本目のウクレレとしてもよく選ばれます。
定番はソプラノだけど、コンサートも後から必ず欲しくなる、という感じですね。
初心者のうちはそれほど大きな差には感じないので、どちらを最初に選んでも後悔することはないです。
ソプラノかコンサート、あえて選ぶ基準をあげるとすれば、下記のようなポイントでしょうか。参考にしていただければ幸いです。
- ウクレレのちっちゃくて可愛いところが好き
- とにかく気軽に始めてみたい
- どっちでもいいなら安いほうがいい
- かっこいいウクレレソロに憧れる
- いろんな難しいテクニックにも挑戦してみたい
- 体や手がおっきいので、小さすぎるウクレレはちょっと・・・
*ちなみに「ソプラノロングネック」と呼ばれる、ソプラノのボディにコンサートのネックを取り付けた、イイとこどりなモデルもあります。
ウクレレ本体の木材の違い
ウクレレの本体に使われる木材は、ハワイアンコア、マホガニー、マンゴー、スプルース、アカシア、メープル、チェダー、竹、プラスチック・・・などなど、とにかくたくさんの種類があります。
いくつか代表的なものを紹介しましょう。
- ハワイアンコア
その名の通りハワイ原産の木材で、伝統的にウクレレの材料としてよく使われています。近年伐採が制限されていることもあり、価格は少し高め。
カラリと明るくもどこか暖かみのある音は、ハワイの海辺を思わせるまさに”ウクレレらしい音”。高音のキレが良く、音が通るので、ソロウクレレにもぴったりです。
美しい杢目(もくめ)も含めて、全てのウクレレプレーヤーが憧れる木材です。
- マホガニー
ギターやベースにも使われる定番の木材です。
加工がしやすく流通量も多いので、比較的安価に手に入る素材です。ウクレレも初心者用モデルのほとんどがマホガニー製。
とはいえ決して音質が劣るわけではありません。中域がとても豊かで、丸みをおびた落ち着いた音が特徴。とくにメロウな曲や伴奏に良く合います。
年代や産地によっては数十万するヴィンテージウクレレも存在する、良い木材です。
- スプルース
淡い白色が美しいスプルースは、ウクレレのトップ(オモテ面)に良く使われる木材。
音の振動を伝える力が強く、大きく輪郭のくっきりしたが音が出せます。
バック(背面)やサイド(側面)に他の木材を使うことで、音質のバランスをとることが多いです。
- マンゴー
果物でおなじみのマンゴーですが、木は楽器の素材としても使われます。
マンゴーを使ったウクレレは、中低域にふくらみのある甘い音が持ち味です。
くすんだ色合いと独特の杢目がナチュラルな風合いで美しいですよね。切り出す箇所によって見た目がかなり異なるので、良い杢目のものは相当な高値で取引されることも。
初心者は定番のマホガニー。それかこだわりのハワイアンコア
以上のように、ウクレレは素材によって音の特徴が異なります。
ですが・・・この音の違いも悲しいかな、初心者にはよくわからないかも。。。もちろん聴き比べたときに音が違うのはわかるのですが、「どっちがいい音か?」と聞かれると答えづらいところ。
特にこだわりがなければ、最初の1本は杢目や色の好みを優先してかまいません。
実際には、市販されているウクレレの大半はハワイアンコア製かマホガニー製なので、初めの1本に選ばれるのもこのどちらかがほとんどです。
初心者なら、お手頃価格で万能型のマホガニーで全く問題ないと思います。いっぽうで予算に余裕があって「王道のウクレレサウンド」が気になるならハワイアンコアを検討するのも良いでしょう。
とくにこの2つは「丸く落ち着いた音」と「明るくシャキッとした音」という対照的な音の特徴を持っているので、いちど聴き比べてみると自分の音の好みがわかるかもしれません。
単板か合板か
ウクレレのボディに使われる木材は、単板(ソリッド)か合板(ラミネート)の2種類にわけられます。
単板とは、ボディの各面(表・裏・側面)の木板が、それぞれ1枚の木でできた素材のこと。逆に合板とは、薄い木板を何枚か重ねて1枚の板のように扱っているものです。
単板の方が合板にくらべて音の振動が伝わりやすいため、音が大きく音の輪郭がクリアになります。同時に歪みを防ぐための加工が難しいので、単板を使ったウクレレは値段が高いです。
初心者向けウクレレにはたいてい合板が使われますし、弾き易さにはなんの影響もないので、深く気にせず合板モデルを選んで問題ありません。
ただし予算内で気になる単板のモデルがあるならぜひ候補にいれてください。ハワイアンコアとマホガニーほどの違いはありませんが、確かに音質の差は感じられるはずです。
ウクレレのペグの種類
ペグはギアペグのものがおすすめです。
ペグとは、弦を巻き取ってチューニング*を行う部分のことで、画像の通り、ギアペグとストレートペグの2種類があります。
(*チューニング=調律。音程を合わせること。)
ギアペグは、その名の通りギア(歯車)の原理を利用して弦を巻き取るもので、ギターやベースにも使われます。ストレートペグは、ペグを巻いた分だけ弦も巻かれる、ウクレレ特有のシンプルなペグです。
ストレートペグは軽いのが特徴で、小さな楽器であるウクレレによく使われています。ただし、定期的にドライバーでネジを調整しないとチューニングが狂いやすくなる、ギアペグに比べて細かい調整が難しい、などの難点があり、初心者には少しハードルが高め。
現在ではギアペグもずいぶんと軽量化されており、弾いていて不便に感じることはありません。最初の一本はギアペグにしたほうがストレスなく演奏できるでしょう。
初心者におすすめのウクレレの価格帯は?
他の楽器に比べてかなりお手頃に始められるウクレレですが、あまりに安すぎるものを購入するのはおすすめしません。
2千円~4千円の安いウクレレは、お土産やおもちゃとして作られているものがほとんどです。音が良くないのはもちろんですが、なにより「チューニングがズレやすい」という致命的な欠点があります。
弦楽器にとってチューニングは本当に大切です。チューニングがズレていると、聴く側は「下手だな・・・」という印象をうけますし、演奏する側も気持ちのよい音が出せず、練習が長続きしません。
もちろん、インテリアの一部として飾っておく目的ならば全く問題ありません。ただし「ある程度弾けるようになりたい」と考えているのであれば、もう少しだけ良いものを手に入れましょう。
一般的には1万円~1万5千円くらいのウクレレが入門用としておすすめです。
【価格帯別】初心者のはじめての1本におすすめな人気ウクレレ6選
おまたせしました。ここからは初心者の方が、最初の一本に選ぶのにおすすめなウクレレを紹介していきます!
今回は低価格でも品質の優れた、コスパ重視の人気ウクレレをチョイスしました。どれを選んでも後悔しませんので、ぜひお気に入りの一本を見つけてくださいね!
*記載している参考価格は、出来る限り定価に近いものを表示しています。ショッピングサイトではもっとお値打ちに購入できるので、ぜひ探してみてください。
【1~2万円】KALA(カラ) / KA-S(ソプラノウクレレ)
サイズ | : | ソプラノ(KA-S) / コンサート(KA-C) |
参考価格 | : | ¥12,000(ソプラノ) / ¥15,000(コンサート) |
材質 | : | マホガニー(合板) |
公式サイト商品ページ | : | KA-S(ソプラノ)、KA-C(コンサート) |
本場アメリカで販売本数No1のウクレレブランド、KALA(カラ)のマホガニー標準ラインナップです。実は当サイトでもよく登場するのがこのモデル。
安価でありながら、牛骨サドルの採用、マークポジション、バインディング(ふちどりライン)など細かな部分への気配りが満載。同じ価格帯のウクレレの中ではかなりコスパが高いと言えるでしょう。
音質も高・中・低域のバランスがとても良く、クセのないウクレレらしい音に仕上がっています。マホガニーにしては音抜けがよく、ハワイアンコアに近い音色です。
日本ではあまり紹介されないKALAですが、初心者用ウクレレの世界的スタンダードモデルと言って良いでしょう。
(KALA公式動画)
【1~2万円】Famous(フェイマス) / FS-1G(ソプラノウクレレ)
サイズ | : | ソプラノ(FS-1G) / コンサート(FC-1G) |
参考価格 | : | ¥19,872(FS-1G) / ¥33,696(FC-1G) |
材質 | : | マホガニー(合板) |
公式サイト商品ページ | : | FS-1G(ソプラノ)、FC-1G(コンサート) |
日本でKALAの知名度が低いのは、このブランドの存在が大きな原因かもしれません。日本で60年以上の歴史を持つ、老舗ブランドFamous(フェイマス)のエントリーモデル、FS-1G。
Kalaが世界のスタンダードなら、Famousは日本のスタンダード。国産ウクレレシェアNo.1のメーカーが送り出す初心者用ウクレレは、その作りも抜け目がありません。
もともとウクレレは品質の個体差が激しく、当たり外れの多い楽器と言われています。しかしこのFS-1Gはよほど検品体制がしっかりしているのでしょう、一本一本の仕上がりが非常に丁寧であると評判のモデルです。まさに日本の楽器メーカーの誇りの結晶ですね。
見た目はシンプル、音質もマホガニーらしい標準的なサウンドですが、Famousの強みである「鳴りの良さ(=良く響く音)」が他との差をつけています。
【1~2万円】Elvis(エルビス) / K100C(コンサートウクレレ)
サイズ | : | ソプラノ(K100S) / コンサート(K100C) |
参考価格 | : | ¥10,980(K100S) / ¥11,980(K100C) |
材質 | : | ハワイアンコア(合板) |
公式サイト商品ページ | : | – |
近年では中国製ウクレレも決して侮れなくなってきました。
1万円強の低価格で、まさかのハワイアンコア製を実現しているのが、中国のウクレレブランドElvis(エルヴィス)のK100S(ソプラノ)、およびK100C(コンサート)です。
3万円以上のコア製ウクレレと比べると音質は少し劣りますが、ナチュラルで美しい杢目のボディはコアならでは。
コンサートタイプには最近はやりのスロテッドヘッド*仕様も採用されており、魅力的な1品です。
(*スロテッドヘッド=クラシックギターによく使われる、穴の空いた特徴的なヘッド(先端部分)。ウクレレに使うとなんだかオシャレ、ということで近年採用モデルが増えてきました)
【2~3万円】Famous(フェイマス) / FS-5G(ソプラノウクレレ)
サイズ | : | ソプラノ(FS-5G) / コンサート(FC-5G) |
参考価格 | : | ¥28,000(FS-5G) / ¥49,000(FC-5G) |
材質 | : | ハワイアンコア(合板) |
公式サイト商品ページ | : | FS-5G(ソプラノ)、FC-5G(コンサート) |
Famous FS-1Gの上位機種、ハワイアンコア製モデルのFS-5Gです。
弾きやすさや仕上がりの完成度が高く、ウクレレ教室でも推奨されることの多いモデルです。
特筆すべきはそのサウンド。FS-5Gの音を一言で言い表すなら「凛とした透明感」でしょうか。ハワイアンコア特有の輪郭のくっきりした高音を持ちながらも、中音域に芯があって、とてもクリアで良く通る音質です。
ひとつひとつの音がはっきり聴こえるので、きちんと音が出せているかがわかりやすいのがメリット。演奏の上達も早まるでしょう。弦の高さも低めになっているので、初心者でも押さえやすく感じるはずです。
【2~3万円】Cordoba(コルドバ)/ 21S(ソプラノウクレレ)
参考価格 | : | ¥28,080 |
サイズ | : | ソプラノ |
材質 | : | トップ:スプルース(単板)、サイドバック:ストライプエボニー |
公式サイト商品ページ | : | 21S(ソプラノ)、21C(コンサート) |
Cordoba(コルドバ)は低価格で高品質のウクレレを作ることで、Kalaについで有名な初心者むけウクレレメーカーです。
真っ白なスプルーストップが美しい21Sは、スプルース特有の力強くくっきりとしたサウンドが魅力です。弦の音がしっかり響くので、単音ソロなどにはぴったり。
ルックスも含め、派手ではないけど個性的。そんなインパクトのあるウクレレです。
【1万円以下】Aria(アリア) / AU-1(ソプラノウクレレ)
参考価格 | : | ¥4,900 |
サイズ | : | ソプラノ |
材質 | : | マホガニー(合板) |
公式サイト商品ページ | : | AU-1 メーカーHP |
ギターブランドとしても有名なAriaのソプラノウクレレです。
音質には少しだけ物足りなさも感じますが、5000円以下という破格の値段ながらウクレレの標準的な性能を備えているのが驚きです。入門モデルとしての欠点はないでしょう。
長続きするかわからないし最初は安価なもので、という方にはおすすめです。
隠れて練習派におすすめ、サイレントウクレレ
「ウクレレが欲しいんだけど、夜しか練習時間がとれないし、近所迷惑にならないかな・・・」と悩んでいる人もいるかもしれません。
ウクレレは低音が強くないので、壁越しで音が響くことはあまりありません。とはいえアパートにお住まいの方や、家族と一緒に暮らしている方はそうしても気になることもあるでしょう。
そんな方におすすめなのがサイレントウクレレです。
サイレントウクレレとは、アンプなどの音量増幅器を通して演奏することを前提にして作られたウクレレで、エレキウクレレの一種。
サウンドホール(ボディ中央の空洞)がないので、生音でもとても静かです。アンプやヘッドホンに繋ぎさえすれば、自分の望むままの音量が得られ、ライブ演奏でもつかわれます。
そんなサイレントウクレレは次のモデルがおすすめです。
EleUke(エレウク)ピーナッツ / PE-MH(ソプラノサイレントウクレレ)
参考価格 | : | ¥12,000 |
サイズ | : | ソプラノ(PE-**)/ コンサート(CPE-**) |
材質 | : | マホガニー |
公式サイト商品ページ | : | – |
細くくびれた形が特徴的な、練習用サイレントウクレレPE-MH。
サイレントウクレレはボディの空洞で音を反響させる必要がないので、このように持ち運びにも便利な形にすることもできます。
特にこのPE-MHは手持ちのイヤホンを繋いで音が聴けたり、スマホから音楽をBluetoothで同時再生できたりと、自宅やホテルで練習することに特化したサイレントウクレレです。
人に演奏を聴かせるためのウクレレではないですが、隠れて練習する派のサブアイテムとしてはぴったりかも。
T’s(ティーズ)ウクレレ / EC-100(コンサートサイレントウクレレ)
参考価格 | : | ¥70,200 |
サイズ | : | コンサート |
材質 | : | マホガニー |
公式サイト商品ページ | : | T’sウクレレ ECシリーズ |
T’s ウクレレは長野にあるウクレレ工房で、ウクレレを一本一本手作りで製造しています。ハンドメイドゆえに価格は安くありませんが、音質は正直EleUkeピーナッツと雲泥の差です。
特にアンプを通した時の音は格別。マホガニーらしい甘くてクリアなサウンドを、アンプ次第で自由に大きくできます。
もちろんアンプを繋がない時の音は小さいので練習にもぴったりです。本体が普通のウクレレより重いので、ストラップをつけるのがオススメ。
必要なグッズが一度にそろう!初心者用おすすめウクレレセット3選
ウクレレを始めるには、ウクレレ本体以外にも必要なものがあります。たとえばチューナーは最初から必要ですし、ゆくゆくはストラップ(首掛け)やピックも欲しくなります。
もちろんウクレレがあれば自動的に弾けるようになるわけではありません。最初はかならずウクレレ教本を見ながら基礎を身に着ける必要があるでしょう。
しかしながら、「今すぐウクレレを始めたい!」という人にとっては、いろいろとグッズを買いそろえるのは少々面倒かも。
そんな人のためにここでは、必要なグッズが一度にそろう、入門用ウクレレセットのおすすめを紹介します。
*周辺グッズも自分で吟味したい方は、下の記事を参考にしてください。
アレ買い忘れてませんか?ウクレレ必須アクセサリーを一挙紹介
KALA(カラ)KA-S 古川先生の初心者向けウクレレ講座DVD&楽器セット
セット内容 | : |
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ウクレレが3日坊主で終わってしまう人に見られるもうひとつの特徴に、「良いウクレレ教本に出会っていない」というのがあります。
ウクレレのセット販売はオンラインショッピングを中心にたくさんあり、中にはウクレレ教本がついているものもあります。
しかしこれらの教本はおまけ程度の内容のものがほとんどで、大事な基礎をきちんと理解するにはあっさりしすぎています。
基礎が身についていないままなんとなく曲を練習してみても、音もしっかり鳴らせないのでしっくりこないし、次に何をすればよいのかもわかりません。
結局ウクレレの本当の楽しさがわからず、苦痛になってやめてしまうということに。。。
ウクレレを始めてすぐに、基礎をどれだけストレスなく練習できるかどうかは、その後のウクレレライフを決める重要な要素でしょう。
この「古川先生の初心者向けウクレレ講座DVD&楽器セット」には3枚のDVD教材がついてくるのですが、このDVD教材がとくに優れモノ。
再生開始すると、まるでレッスン教室のようにひとつずつ基礎を解説してくれるのですが、もともとシニア向けに作られているということもあり、とにかくめちゃくちゃわかりやすいのが特徴です。
手の動きを複数の角度から同時に撮影していたり、手の向きがわからなくなるのを防ぐために左右反転映像もあるなど、初心者が迷子にならないための工夫が徹底されています。
学んだことをひとつずつ実践するための練習用楽譜までついてくるので、確実に曲が弾けるようになります。
セット内容も充実していて、ウクレレ本体には当サイトでも使っているKALA(カラ)のKA-S(ソプラノ)が採用されています。
「確実にウクレレが弾けるようになりたい」という初心者にとくにおすすめのセットです。
*ちなみにDVD教材だけでも販売しているので、ウクレレ本体は別のものがいい人はそちらをどうぞ。
Famous(フェイマス) FS-5G 初心者こだわり完璧8点ソプラノウクレレセット
参考価格 | : | ¥32,000 |
セット内容 | : |
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FS-5Gに、ウクレレ演奏に必要な全てのグッズをつけた完全セットです。これだけあればしばらく何かを追加購入することはないでしょう。
このセットにはFamous製のチューナーも付いているのですが、何よりこのチューナーが使いやすくて大変おすすめ。
FS-5Gの品質の高さも含めて、しっかりしたものを揃えてウクレレを始めたい人におすすめのセットです。
Aria(アリア)AU-2 初心者7点ソプラノウクレレセット
参考価格 | : | ¥6,000 |
セット内容 | : |
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AU-1の赤黒っぽいカラーが好みでないなら、色違いのAU-2(ナチュラルカラー)もあります。
セット内容にはチューナーやコード表も入っているので、ひとまずウクレレを始められます。
試しにウクレレを始めたい人にはこのセットが一番コスパが良く、ネットショップでも人気のセットです。
まとめ
楽器の世界ではよく「最初に良い楽器を買うと、上達が早い」と言われます。
たしかに、良い楽器は音の表現力に優れているので、弾く側もおのずと繊細な演奏ができるようになるのは確かです。
ウクレレの良いところは、この「良い楽器」の、コスト面でのハードルが他の楽器に比べてかなり低いところではないでしょうか。
それゆえ最初の一本をずっと使っても問題ありませんし、反対にあれこれと手を出していろんな音を楽しむこともできるのが、ウクレレの魅力。
みなさんのウクレレライフが華々しいスタートを切れるように、この記事が少しでもお役に立てることを願っております。
↓もっと細かくウクレレの違いを知ってから選びたい、という人はこちらの記事がおすすめです↓