ウクレレを触ったことがないと、
「ウクレレの弦って何本あったっけ?」
「ウクレレってギターをちっちゃくしただけじゃないの?」
「ヴァイオリンを指で弾いたらウクレレなんだよね」
なんて、思われてることがけっこう多かったりします。
弦の数からコードまで、ウクレレに限らずいろいろな弦楽器の違いをさっくり答えます。
ウクレレの弦の数は4本
ウクレレの弦の数は4本です。
バンドやポップ音楽でもおなじみのギターの弦は6本ですから、この時点で「ウクレレはギターをちっちゃくしただけ」説は立証ならずですね。
ちなみにクラシック音楽では主役となるヴァイオリンの弦は4本。それもあってかチェロ、ベース、バンジョーなど多くの弦楽器が4本弦。実はウクレレの4本弦というのは弦楽器の中では割とポピュラーな部類ということになります。
ただし、ギターに7弦ギターや12弦ギターがあるように、6本弦のウクレレも存在するようです。(それこそギターをちっちゃくしただけでは・・・)
コードの違い
「ウクレレのコードの押さえ方って、ギターのコードの押さえ方と同じなの?」という声もよく聞きます。
上の画像にあるように、ギターのチューニング(どこも押さえずに弦を鳴らしたときの音程)とウクレレのチューニングは同じではありません。
ですので、ギターのコード表はウクレレには使えない、というのが一般的な回答です。
しかし厳密にいうと、ギターを
- 1弦〜4弦だけにする
- 4弦を1オクターブ高くする
- 5フレットにカポをつける
と、ウクレレの音になります。
なのでギターのハイコードがウクレレのコードと同じだったりもするのですが・・・、わざわざめったに使わないギターのハイコードを覚えるくらいなら、ウクレレ専用のコード表があるのでそれを見たほうが早いです。
ウクレレの弦は柔らかくて押さえやすいので、ギターが弾ける人ならすぐ弾けますよ。
ちなみに、ヴァイオリンは
1弦=E(ミ)
2弦=A(ラ)
3弦=D(レ)
4弦=G(ソ)
です。ベースはギターの1弦〜4弦と全く同じ。
弦の素材
弦の素材も違います。
ギターは、エレキギター・アコースティックギター(=フォークギター)がスチールや銅といった金属弦を使っており、クラシックギターはナイロン弦を使っています。
ウクレレはナイロン弦やカーボン弦が種類なので、どちらかというとクラシックギターに近い音色ですね。
金属弦よりもナイロンなどの樹脂弦のほうが押さえやすいのも、ウクレレが初心者に優しいと言われる理由のひとつです。
まとめ
ウクレレはギターより弦の本数が少ないのでコードを覚えるのが簡単です。ただしネックも狭いので指が大きい人は、コンサートやテナーといった少し大きめのウクレレを選ぶといいですね。
ウクレレの種類についてもっと知りたい人はこちらをどうぞ。